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​あかの について

昔話

 

かつて港町として栄えた多度津町。あかの のある本通りは、古くは商家の建ち並ぶ街のメインストリート(=本通)だったそう。

ここももともとは陶器を扱うお店でしたが、時が経ち、いつしか空き家になっていたところに偶然管理人夫婦が出会いました。

風情ある古民家の佇まいをそのまま残すため、耐震補強等はプロの力を借りつつ、壁塗りや塗装などは自分たちの手でリノベーション。ところどころ粗も目立ちますが、柱や床の古い傷と同じくこの家の歴史だと思うことにしています。もとは縁もゆかりもない物件でしたが、いまや私達夫婦にとってとても思い入れのある家です。

築100年ものの古民家なので、全体的に天井は低く階段の傾斜も急ですし、一部の窓のカギも閉めるのにコツがあったりします。

それでもそういった古めかしさも含めて、町屋暮らしの味わいとして楽しんでくれる人に住んでいただけたら幸いです。

入居にあたって

 

​シェアハウスは他人同士の共同生活です。それぞれの生活リズム、お互い常識だと思っていることや最低限のマナーがずれていることもあります。そういうとき、相手を真っ向から否定せず、言葉を選びながらお互いにとってベストな着地点のすり合わせができたら、と思います。

もともと私達は赤の他人です。【あかの】の名前の由来もそこから付けています。

赤の他人だから気遣って、赤の他人だからこそ歩み寄り、ちょうど良い距離感を探し合う。

私自身、決して社交的な人間ではなく、人との距離感について難しく思うことも多いですが、友人も、恋人も、家族も、もとをたどれば皆他人です。

けれども、お互いに少しずつ歩調や目線を合わせ、日常を共有していく始まりは同じです。

そして、何気ない一言や優しさがいちばん響いたり、救いになることがあるのも他人同士だったりする。

ここ【あかの】で他人同士から、友人であり、家族であり、かけがえのない人としてのつながりがもてるようになることを

管理人としてではなく、一住人として願っています。

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